コード進行の仕組み(基礎)
前ページに出てきたコードを組み合わせて演奏することによって心地よいコード進行が出来上がるのですが、無秩序にコードが進行しているわけではなくちゃんとしたルールに基づいてコード進行が出来上がっています。そのもとになるのが参考譜例2や参考譜例3に太文字で記載されているトニック・サブドミナント・ドミナントです。
これらのコードのつなぎ方で様々な音楽が出来上がり心地よいサウンドとなっていることを理解しておいてください。
トニック(T)は絶対的な安定音です。音楽の多くはここからスタートしてここで終わります。どんなコードにも自由に動くことができます。
サブ・ドミナント(S.D)は動く力がやや弱く極端なコード移動を嫌います。もちろん音楽は自由ですからどう動いたってかまいませんが、トニックかドミナントに動くのが常識です。
ドミナント(D)は動こうとする力が強いコードで、セブンスとして使われることが多くなります。ドミナントはトニックに戻ろうとする力が強く働きます。
コードネームに置き換えてみよう
これをコードネームで見てみましょう。どんな感覚なのか弾いてみてください。
さらに4和音で弾いてみると一層そのイメージがわかります。おしゃれな感じもしますね。