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ウクレレでブルース

 ブルースコード進行というものがあります。使うコードは基本として3つだけですからすぐに出来ます。しかし奥行はどこまでも深く簡単に出来るわけではありませんが、入り口として学んでください。これからのウクレレライフに大きな影響を与えてくれます。では、始める前に少しだけ「ブルース」について説明します。
 
 ブルース(Blues)は、元々黒人音楽がルーツです。いわゆる奴隷時代にさかのぼるわけですが、当時の黒人の皆さんが自分の人生や暮らしを哀れみ、歌(労働歌)にしたのがはじまりと言われていますが、20世紀以降のポピュラー音楽に幅広く影響を与えた音楽のジャンルのひとつで、ジャズやロックンロールのルーツのひとつとしても知られています。ブルースの基本的な構成として、12小節形式 (ブルース形式)が多く、シンプルな構成で、基本的な音楽パターンであるため、ミュージシャンが初顔合わせの時などにジャムセッションをやったりするときによく用いられます。
 日本の昭和の音楽で「〇〇ブルース」というのがよくあります。淡谷のりこさんや青江三奈さんが歌っていたような、港や土地の名前を入れた演歌調の楽曲ですが、これらは今から説明するブルースとはまったく違います。日本では「哀愁歌(哀しい雰囲気でムードのある歌謡曲)」のことをエレジーとかブルースと呼んでいました。そのためか、「ブルース」と聞くと淡谷のりこさんや青江三奈さんの曲を思い出し、「いや・・・それはちょっと興味がないんで・・・」と引いてしまう人もいますが、ここで教えるブルースは、「黒人音楽をルーツとする」ブルースです。
 

Bluesはトニック・サブドミナント・ドミナントで出来ている

 前のコーナーで出てきましたが覚えていますか?トニック・サブドミナント・ドミナントです。Ckeyで言うとC.F.G7のことです。いわゆる3コードというコードの基本的な組み合わせのことです。Bluesはこの基本3コードをベースに作られています。
Bluesの中にはもっと多くのコードが出てくるものも多数ありますが、基本は3コードで12小節となります。この3コードをちゃんと理解することは音楽をするにあたってとても大切なことで、理解しないまま楽器演奏をするのはもったいないことです。そういった意味であえてBluesをベースにしてウクレレの練習を行うのはとても良いことだと思います。
しっかりトニック・サブドミナント・ドミナントを理解しましょう。
 
 
ロバート・リロイ・ジョンソン(Robert Leroy Johnson、1911年5月8日 - 1938年8月16日)は、アメリカのミュージシャン。アフリカ系アメリカ人。伝説的なブルース歌手として知られ、同時代の多くのブルースのみならず、その後のロックなどに多大な影響を与えた。