新しいコードD7を覚える
基本のコードを覚えると少し欲が出てきますね。例えばハワイアンの曲などもやってみたくなるでしょう。今までに出てきたコードだけでもハワイアンの曲は弾けますが、もう少しコードを増やしてレパートリーも増やしましょう。そのために覚えたいのがD7(ディー・セブンス)です。ウクレレのコードは組み合わせ次第で無限にあります。
例えば皆さんがご存じのC(シー、別名シー・メジャー)でも1種類ではなく20種類くらいの押さえ方があります。初心者の皆さんはひとつ知っていれば十分なので心配いりません。
ですが、今日覚えるD7(ディー・セブンス)は4通りの押さえ方を覚えてください。実際に押さえる場所は2種類ですが、それぞれに使う指を変えて覚えます。よく使われるコードですのでしっかり覚えましょう。
簡単なD7の押さえ方
まずは下記のD7の押さえ方を覚えてください。先に出てきたAm(エー・マイナー)にもう一か所指を足した形ですからすぐに覚えられるでしょう。
同じ場所を指を変えて押さえる
同じD7ですが、今度は使う指を変えて押さえてみます。4弦には人差し指、2弦には中指を使います。指を変えても同じ場所を押さえていますから先ほどと同じ音が出ますね。
きれいな音が出ない人は爪が原因?
この押さえ方で音がきれいに出ないという人がいませんか?おそらく指が立っておらず、下の弦に指が触れてしまっていることが主な原因です。左手の爪を伸ばしている方やネールをしている方はきれいな音が出せていないのではありませんか?
弦楽器はネールをしている場合きれいに弾くことができません。また爪が伸びている方もきれいな音が出せません。爪が指板に引っかかって指を立てることができないのです。
今までに出てきた基本コードの場合もきれいな音が出ていない場合は爪が原因になっていることがほとんどです。
人差し指でセーハするD7
指を寝かせて1本の指で4本弦を同時に抑えることをセーハといいます。またそのようにしてできたコードをバレーコードといいます。
ここでは人差し指を寝かせて押さえるD7を覚えましょう。最初はなかなかきれいな音が出せませんが練習すれば徐々にきれいな音が出せるようになります。
中指でセーハするD7
同じ場所を中指と薬指で押さえるD7を覚えてください。これもなかなか綺麗な音が出せない方もいらっしゃるとは思いますが、徐々にコツがわかってきます。
指先のほうに力を入れるのが良い音を出すコツです。人差し指セーハ・中指セーハどちらの場合でも、親指を真後ろにおいてネックをしっかり挟むことが大切です。