ウクレレの湿度管理は大切です。
ウクレレをいつまでも良い状態に保ちたいと思いませんか?これは誰もが願うテーマですが、良い状態に保つための大切な要素の一つが「湿度調整」です。皆さんは楽器にとって良い湿度がどのくらいかご存知でしょうか?特にウクレレのように木で出来た楽器の場合この湿度バランスが大きなテーマとなりますが、もっとも良いとされているのが「40%~60%」と言われています。
日本は四季がありますから、生活環境における湿度を一定に保つことは非常に困難です。特に冬はご存じ通り暖房の影響もあり、部屋の中の湿度は非常に低くなります。特に関東エリアは冷暖房なしの状態であっても外気の湿度の変化が激しく、さらに暖房によって乾燥するため楽器に大きな影響を与えるそうです。一方夏場はご存じのとおりムシムシした状態で湿度が高いので、エアコンを使って除湿を行い少しでも乾燥した状態を作ろうとします。結果的に日本の四季は湿度のコントロールが難しいということになりますね。
ウクレレは割れやすい
このような日本の四季の中で楽器を最適な状態に保つのはなかなか難しいわけですが、ウクレレの管理を怠るとボディーが割れたり、塗装が割れるなど様々なトラブルが発生します。大切なウクレレがいつの間にか割れていた!という事も良くある話です。
最もよくあるトラブルは冬季のボディ割れです。冬はエアコンで室内を温めるわけですが、この際室内は驚くほど乾燥します。部屋の湿度が20%を切ってしまうような事が当たり前のように起こります。こうなるとウクレレのボディは割れ、接合部分が剥がれ、塗装にもひびが入ります。
これは楽器の不良ではなく、所有する方の「管理不足」が原因です。