ナットやサドル調整はプロに依頼する

　ウクレレの弦高は個人製作をしている工房などを除いてやや高めに設定されていることがほとんどです。弦高は低めのほうが押さえやすく、音程のズレも少なくなりますが、なぜわざわざ弦高を高めにして販売されているのかと言うと「弦高は個人の好みがあるので購入後は自分で調整してください」というのがひとつの理由です。
　そしてもうひとつは、弦高を低くして販売すると「温度や湿度で、弦のテンション、弦の種類などのちょっとした環境の変化でビビリが出やすい」という理由です。それほどシビアな作業なのです。
 
　弦高の調整をするには、ナットを削る、サドルを削る、計測するなどの特別な作業を要します。これは楽器のプロが行う作業となりますから、自分で調整を行うのはお薦めしません。インターネットではナットやサドルを自分で調整した！という記事が多数出てきます。ネットの記事を見てやってみたいと思う方は自己責任で行ってください。失敗した場合は高額の費用がかかります。