Swing感をもって弾く
やっと本題に入りました。ここまでハッピーバースデーを引きずるのもどうか?と思いましたが、ここからのお話こそが本題です。大切なことはSwing。跳ねたリズムということです。
スウィング感をもってストロークする
ダウンアップするだけじゃない。
リズムには大きく分ければ2種類あります。様々なリズムが存在していますが、大別すればストレートとスウィングになります。これはリズムというよりも『ノリ』と言われるものですが、まったく違ったものです。初心者の方はこの『ノリ』の違いが分かっていない方が多いようです。また、この『ノリ』の使い分けができない方も多く、改善するのに苦労することも多々あります。
ここではわかりやすく4拍子による『ノリ』の違いを感じてみましょう。同じコード進行で同じ速さ(100BPM)ですが全く違ったノリになります。
スウィングとストレートの違い
スウィング感でハッピーバースデーを弾く
しっかり意識して跳ねたノリにしよう
スウィング感を持った簡単な楽譜をノリのイメージで表記します。普通の楽譜はこのような表現は書かれていませんので(ここだけの表記です)簡単な曲を練習している間にこのノリをしっかり身に付けてください。後から直そうとしてもなかなか治らないのがこのノリです。リズムが悪いといわれている方のほとんどはこれが原因です。
跳ねる曲の場合、楽譜の先頭部分にこのようなマークが記載されています。このマークが記載されている場合は跳ねるリズムで伴奏やメロディーを弾く必要があります。歌がある場合も跳ねた感じで歌ってください。
スウィング感を出すためには図で示したようにダウンストロークを「下に下に・・・」というイメージを持つとうまくいきます。逆にアップストロークは「ついでに弦に触っている」くらいの軽い気持ちでやってみましょう。アップストロークが上まで行き過ぎると、電車の「ガターン・ゴトーン」のようなおかしなノリになってきます。注意が必要です。